A VERY SMALL LIFE ON EARTH
約100穣分の1
ひゃくじょうぶんのいち
次の人生は、
人間とは限らない。
地球上のいのちから、ひとつを無作為に。
生まれる場所も、からだも、運命も。
あなたには、選べません。
THE ODDS OF EXISTENCE
地球は、だいたい微生物。
大きな生きものほど、目立つもの。
でも、数で選ぶと、世界の見え方は変わります。
原核生物の推定細胞数から構成した、ゲーム内の抽選比率です。
A NOTE ON THIS LITTLE WORLD
統計を、ちょっとだけ真面目に。
「80億分の1」に着想を得た、非公式のパロディです。人間の代わりに地球の全生物から選んだら、という思考実験を、小さなゲームにしました。
抽選のしくみと、出典 +
「今年生まれる個体」の数は比較できる統計がないため、本作では存在する細胞数を重みとして使います。細菌と古細菌を含む原核生物を1細胞=1個体とみなし、生息環境を抽選します。種そのものの抽選は行いません。
ゲームの代表値は、陸の地下 4 × 10²⁹、海底の堆積物 3 × 10²⁹、土壌 2.6 × 10²⁹、海水 1.2 × 10²⁹細胞。合計は1.08 × 10³⁰(108穣)で、タイトルは概数です。異なる年代の推定を組み合わせた簡易モデルであり、最新の全生物センサスではありません。
- Whitman et al. (1998), Prokaryotes: The unseen majority ↗ — 土壌・海水の推定。
- Magnabosco et al. (2018), The biomass and biodiversity of the continental subsurface ↗ — 陸の地下の推定範囲2〜6 × 10²⁹の中間値を採用。
- Kallmeyer et al. (2012), Global distribution of microbial abundance and biomass in subseafloor sediment ↗ — 海底堆積物の推定を丸めて採用。
動物・植物・真核微生物などは、個体数では原核生物に比べて非常に少なく、省略しても抽選結果への影響は小さいと考えられるため、この簡易モデルの抽選対象から省いています。ただし、全生物に占める正確な個体数比率を算出したものではありません。ウイルスも含みません。微生物の環境別の違いは表現しますが、細菌・古細菌の比率や種別の確率は再現していません。
一生の文章、経過時間、結末の確率はすべてジョークとしての創作です。分裂を「一生の区切り」として扱うことがありますが、生物学的な死とは異なります。